ビジネスの世界では様々な人に出くわしますが、漢字を正しく使えてる人って以外に少ないですよね。
この前市役所に行った際のお話ですが、
と早速訂正されました(笑)
「おぉぉ。まじか、俺間違っているのか?」
ちょっと不安になると同時に間違ってたらどうしようと、恥ずかしさが込み上げて参りました。
同じ様な経験があったりしませんか!?
「つづきがら」「ぞくがら」問題は、少し不安になったので住民票が発行されるまでの間に調べてみると、正しい読み方は「つづきがら」で正解だった様です。
ふぅ。助かった。。。
そう思っていたのですが、よくよく考えてみると、その職員からしたら私の「つづきがら」が間違っていると思ってる可能性が高い訳です。
なんてね、これは正解や不正解の問題では無いような気がしてきました。
だって、今まで「つづきがら」と窓口で伝えた人は私一人では無いでしょうから、その中で「本当にぞくがらであってるのか?」という疑問を持ち、「確かめてやろう!」という気持ちがあれば、休憩中か就業後に調べてると思うんですよね。
「ぞくがら」と言う人が多いから「ぞくがら」が正解だろう。
多分そういう感じではないでしょうか。
確かに民主主義という観点で見れば、それが正しいのでしょう。
他人との対話で違和感を感じた際、自分の発言に疑問を持ち、正しい教養を確認するためにちょっとの労力をかけれる人がこれでは可愛そうでは無いか!と変な正義感が湧いてきました(笑)
正しい読み方というものを浸透させ、上記の様なモヤっとしたやりとりが少しでも減るように、間違った読みをされている漢字を紹介していいきたいと思います。
かく言う私も間違った読みや間違った使い方をしている言葉もあるとは思いますので、早くその間違いに気付いて正しい日本語を使って行きたいところです。
間違って読まれやすい漢字!良く使う編
よく使う編は、難易度が低めかつ、ビジネスもしくは日常会話で結構使われる言葉をピックアップしてみました。さらに正しい読み方の認知度も結構高めなので、間違っていると自分が恥ずかしい思いをするかも知れません。覚えておいて損は無いと思います。
代替
正しい読み方=だいたい
間違った読み方=だいがえ
てな事になりそうなので、「だいがえ」の方が意味が通りそうなイメージですが・・・
正しい読み方は「だいたい」です。
相殺
正しい読み方=そうさい
間違った読み方=そうさつ
これも、間違うとちょっと恥ずかしい思いをするかと思います。頻繁に使う機会がある単語ですので、しっかり覚えて下さい。
進捗
正しい読み方=しんちょく
間違った読み方=しんぽ
間違うとちょっと恥ずかしい思いをするかと思います。
ちなみに、この記事を書きながら気付いたのですが、進捗の「捗」は「歩」の右の「、」が一本少ないようです。気づかなかった・・・・
※調べてみると「扌+歩」でも良さそうな感じです。
遵守
正しい読み方=じゅんしゅ
間違った読み方=そんしゅ
「じゅんしゅ」と読めてる方が多いように思いますので、間違わないようにしたいところです。「法令遵守」などと用い”規則や法律などにしたがい、それをまもること”という意味があります。
御用達
正しい読み方=ごようたし
間違った読み方=ごようたつ
これは是非とも覚えておいて下さい。使用頻度はそこまで高くありませんが、正しい読みをする方も多いので間違うと結構恥ずかしい思いをするかと思います。
他人事
正しい読み方=ひとごと
間違った読み方=たにんごと
この間違いはひとごとではありませんね。私も社会に出るまでは「たにんごと」だと思っていました。恥ずかしや。。
約定
正しい読み方=やくじょう
間違った読み方=やくてい
投資をしている人なら何度も見る言葉ですね(笑)約束、契約という意味があります。
設定や確定など「てい」というイメージが強いですが、約定の場合は「じょう」です。
凡例
正しい読み方=はんれい
間違った読み方=ぼんれい
凡人とかのイメージでそのまま「ぼん!」と読んでしまった感じです。意味は通りそうです(笑)正しく使ってる方も多いので正しい読みを覚えておいた方がいいかと思います。
各々
正しい読み方=おのおの
間違った読み方=かくかく
かくかくしかじかではありません。
おのおのです。インパクトのある単語ですので間違うと目立ちます。
逝去
正しい読み方=せいきょ
間違った読み方=いきょ
言葉として発する事は少ないかも知れませんが、文面では良く見かけます。
早急
正しい読み方=さっきゅう
間違った読み方=そうきゅう
「至急」の方が頻度は高いかも知れませんが。
重複
正しい読み方=ちょうふく
間違った読み方=じゅうふく
”同じ物事が幾度も重なる”という意味を持つ漢字ですが、良く使いますね。正しい読み方をする人は以外と少ないと感じますが、自信をもって「ちょうふく」と読んで下さい。
発足
正しい読み方=ほっそく
間違った読み方=はっそく
”組織や機構などが設けられ、活動を始めること”
という意味です。気を抜くと「はっそく」と言ってしまいそうな単語です。
月極
正しい読み方=つきぎめ
間違った読み方=げっきょく
”1ヶ月単位での賃貸借契約などのこと”
駐車場の看板で良く目にする単語です。駐車場契約の際に口にする機会があるかも知れませんので覚えておきましょう。
脆弱
正しい読み方=ぜいじゃく
間違った読み方=きじゃく
”もろくて弱いこと”
年俸
正しい読み方=ねんぽう
間違った読み方=ねんぼう
「棒」では無く「俸」です。年「俸」は欲しいですが、年「棒」はいりませんね(笑)
ご利益
正しい読み方=ごりやく
間違った読み方=ごりえき
「利益」という日本語があるため、間違いやすい漢字です。
私も時々わからなくなる時があります。神、仏の事ですので、「利益」とは無関係と覚えておけば良いでしょう。
間違って読まれやすい漢字!ちょっとマニアック編
ちょっとマニアック編は、使う頻度が少なめか、正しい読み方が浸透していないので、こっちが間違ってると思われる可能性が高い漢字を集めました。
使う際は、角が立たないように注意して下さい。
舌鼓
正しい読み方=したつづみ
間違った読み方=したづつみ
あまり使わないとは思いますが、一応書いておきます。
言質
正しい読み方=げんち
間違った読み方=げんしつ、げんしち
正しい使い方をしている人をほとんど見かけません。言い直すと角が立つかも知れませんので、正しい知識として知って置くと良いと思います。
茨城
正しい読み方=いばらき
間違った読み方=いばらぎ
過去大阪府茨木市に住んでいた事もあり、書かせていただきました。ちなみにどちらも
「いばらき」が正しい読みです。
猛者
正しい読み方=もさ
間違った読み方=もうじゃ
”勇敢で気力に富む者”
「もさ」より「もうじゃ」の方が強そうなのは気のせいでしょうか。
既存
正しい読み方=きそん
間違った読み方=きぞん
”すでに存在すること”という意味を持つ感じです。
「きぞん」でも恐らく誰もツッコミを入れる事は無いでしょうが、正しくは「きそん」です。個人的には「きそん」には棄損や毀損の漢字がありますので、「きぞん」の方がわかりやすいと思います。
塩梅
正しい読み方=あんばい
間違った読み方=えんばい、しおうめ
”ものごとの具合”という意味で、「兄ちゃん、ええ塩梅で頼むで!」てな具合に使います。
過不足
正しい読み方=かふそく
間違った読み方=かぶそく
”過ぎた事+足りない事”
水不足や資金不足など(不足している状態を指すものは)「ぶそく」と読むのですが。過不足の場合は、「過」が不足している状態に無いため「ぶそく」とは読まないようです。実に分かりにくいですが、「過不足」は「かふそく」が正しいです。
漸く
正しい読み方=ようやく
間違った読み方=しばらく
”長い間待ち望んでいた事態が遂に実現するさま”という意味です。
ちなみに「しばらく」の感じは「暫く」です。
貼付
正しい読み方=ちょうふ
間違った読み方=てんぷ・はりつけ
どちらかというと現在は「てんぷ」読み派が多いかと思います。
ちなみに、似たような漢字に「添付(てんぷ)」がありますが、「添付」は”付け加える”という意味があり、「貼付(ちょうふ)」にはその字の通り”はりつける”という意味があります。
資料をメールに添付して下さい。履歴書に写真を貼付して下さい。と使い分けます。
所謂
正しい読み方=いわゆる
間違った読み方=しょせん
イメージで「しょせん」になったと思います。
間違って読まれやすい漢字!間違ってても大丈夫かも編
どっちでもいいでしょ!ってツッコミが入りそうなレベルの漢字の読みを紹介します。
元々は間違った読みだったけど、浸透してきたので後付けで国語辞典に載ってる単語もあります。
一段落
正しい読み方=いちだんらく
間違った読み方=ひとだんらく
「ひとだんらく」の方が認知度が高いですが、「いちだんらく」です。
ひとだんらくの方がしっくりくる感じがします。
間髪
正しい読み方=かんはつ
間違った読み方=かんぱつ
「間髪をいれず」でおなじみの「間髪」。”髪の入る間隙もないほど、間を空けない”ことを言います。公衆の面前では「かんぱつ」と言っておいた方がいいかも知れません。
出生率
正しい読み方=しゅっしょうりつ
間違った読み方=しゅっせいりつ
役所の人でもわざとかも知れませんが、間違って読んでる方がいらっしゃいました。
現段階では正しい読み方は「しゅっしょうりつ」です。今後「しゅっせいりつ」も有りになるのかな?
依存心
正しい読み方=いそんしん
間違った読み方=いぞんしん
「いぞんしん」で良さそうな気もしますが、正しいのは「いそんしん」です。ちなみに「いぞんしん」でも漢字変換できちゃいますし、辞典にも「いぞんしん」が載ってますのでどっちでも大丈夫かな。
あり得る
正しい読み方=ありうる
間違った読み方=ありえる
”起こる可能性がある、当然考えられる”という意味を持ちます。
アリエルと言えばリトル・マーメイドの人魚さんでしたね。
乳離れ
正しい読み方=ちばなれ
間違った読み方=ちちばなれ
きっと皆さん「ちちばなれ」の読み方を疑った事は無いはず。そう、かくいう私も疑っておりませんでした。正直個人的にはどちらでもいいのですが、子を持つ親として、「父離れ」となると悲しいので、「ちばなれ」と言う事にします。
さいごに
書きながら私自信も勉強になりました。
そのうち正しい読みが変わるかもしれませんね。
広辞苑を毎年見ておきましょう。ということで※現段階で正しい読み方を紹介しました。